分析を始める前に
データはただ眺めていても改善につながる気づきを得ることができません。こちらでは、データから改善につながるヒントをどのように読み取ればいいのかについて記載します。
最初に仮説ありき
まず第一に大切なことは「仮説」を必ず立ててから分析するということです。データから何かしらの気づきを得ようとするときに、最もやっていけないことは「ツールのレポートを１つずつ上から眺める」ということです。みなさんもこのような経験があるのではないでしょうか。これはツールの価値を下げてしまうとともに、皆さんにとっても時間の無駄になってしまいます。
弊社がホームページやECサイトなどのWebサイトを分析するときに最初に行うことは、決してアクセス解析ツール（Googleアナリティクスなど）にログインすることではありません。弊社が最初に行っているのは、対象のサイト（ホームページやECサイト等）やサービス（および同業他社のサイトやサービス）をじっくり使うこと、そして、サイトやサービスの作成者にビジネスモデル・ゴール・課題などをヒアリングすることです。
この２つのアクションの目的は、とにかく「仮説」を洗い出すことになります。
「たとえば、同業他社と比較して、トップページがごちゃごちゃしていて分かりにくい」ようであれば「トップページの離脱率や直帰率※（※ホームページやECサイト等のサイトを訪問した人が、最初の１ページだけ見て離脱してしまう割合）がサイトの平均より高いのでは」と考えます。これが仮説です。そしてその仮説が正しいかをデータで確認するという流れです。あるいは、ヒアリングをした結果、「このキャンペーンは多くの流入と売上につながっているはず」という担当者の言葉をもとに、実際にその結果をデータで確認してみるという流れです。
分析の基本的なフローは以下のようになっています。
仮説を立てる
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どの数値によってその仮説が立証されるかを考える
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更なる原因特定のため「トレンド」や「セグメント」を利用して分析を行う
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得られた結果から改善/活用案を考える
それでは、まずは仮説を立てるところから始めましょう。仮説がなければデータを見ても意味がないということを弊社は断言できます。
「仮説」を立てるための方法は主に３つあります。
１つ目の方法は、自社あるいは同業他社のサイトを、さまざまなシナリオを立てながら使ってみるというものです。たとえば「商品を購入した後にキャンセルをしたい」というシナリオを立てて、実際にホームページやECサイト等のそれぞれのサイトを利用してみましょう。その中で自社サイトで使いにくさを感じたのであれば、どこで感じたかを記録しておき、後ほど数値で本当にそのような状態になっているかを確認しましょう。
２つ目の方法は、利用者および運営者の声を集めることです。カスタマーサポートに来ている問い合わせ内容や、スマートフォンアプリであればレビューのコメント、運営者へのヒアリングは、データからは考えもつかない、仮説や分析するポイントを入手できるかもしれません。
３つ目の方法は、過去の目標設計や施策などを確認してみることです。目標設計の意図や、施策の振り返りはもちろんのこと、過去に作成されているレポートなどあれば、ぜひ確認をしてみてください。
それでは、仮説ができたという前提のもと、次回はトレンドとセグメントについて紹介をしていきます。
株式会社Nostalgic Technologyでは、
小さな会社のWeb（ネット）集客のお悩みを解決するための事業を展開しております。
ホームページ制作／運用事業では、
店舗などのホームページをはじめ、ECサイト（ネットショップ）、LP（ランディングページ）、企業サイトや採用ページ、サービスページなど、Webサイト全般の制作と運用事業を行なっております。
サイトの解析を行い、きちんと分析・改善をやり続けていくことで、
御社の「より集客のできるホームページ」が完成されます。
また、ノステックでは、
リスティング広告やECモールをはじめとしたさまざまなWeb（ネット）広告の運用、
他にもInstagramや最新のTikTokをはじめとした、SNSアカウントの運用代行も行っております。
弊社はお客様のビジネスを成功へと導けるよう、
Webの「すべて」の事業を「ワンストップ」で提供しております。
「すべて」を「ワンストップ」で提供しなければWEBビジネスを成功させることができない。
ノステックはそう考えています。
人間と同じように、ビジネスにおいても
どこにどんな問題があるのかを正しく把握し、見極めなければ、治療にあたることはできません。
しかし、特定領域に特化・専門化してしまっては、全体を網羅的に見渡す視点が失われてしまいます。
だからこそ、ノステックは新しいテクノロジーが生まれ続けるWEBの世界で「すべて」を学び提供し続けています。
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